アロマを安全に、快適に心地よく楽しむためには、誤った使いかたをしないことが大切です。
精油の滴下の仕方から、知っておくべき注意点について今回はご紹介します。
正しい知識を身につけ、ルールを守りながらアロマテラピーを楽しんでいきましょう。
1. 精油を安全にお使い頂くためのポイント
1-1. 原液を直接肌につけない
エッセンシャルオイル(精油)は、植物の香り成分が高濃度に凝縮されています。原液のままでは刺激が強いため、肌に使う場合は、キャリアオイルなどで希釈(薄める)して使用してください。
■精油を希釈する場合
以下を参考に、作りたい量(mL)に合わせた滴数を滴下してください。
ボティーは1%、フェイシャル(お顔)は0.5%を目安にお試しください。
(当社の精油は、1滴=約0.05mLです。)
5mL | 10mL | 30mL | 50mL | 100mL | |
0.5% | ― | 1滴 | 3滴 | 5滴 | 10滴 |
1% | 1滴 | 2滴 | 6滴 | 10滴 | 20滴 |
精油の原液が皮膚についたり、使用中に異常(肌にかゆみ、赤み、はれ、刺激など)が現れた場合は、速やかに大量の水で洗い流してください。
2.エッセンシャルオイルの滴下の仕方
エッセンシャルオイルを滴下しようとしても、なかなか落ちてこないこともありますよね。スムーズに滴下させるにはいくつかのポイントがあります。
【滴下の仕方】
キャップを開け、空気穴を上にして、ビンを斜め下に傾けます。ドロッパーの真ん中の筒の部分から精油が1滴ずつ、滴下できます。1滴は約0.05mLで、10mLは約200滴分です。
精油が出にくい時
キャップをとり、手のひらや、平らな場所にタオルなどを敷いて、容器の底をまっすぐトントンと軽く打ち付けます。(ドロッパーの先に精油がつまって出にくくなっていることがあるので、容器をトントンとすることで、つまりが取れて精油が出やすくなります。)
粘性の高い精油について
粘性が高い精油は、ドロッパーに届くまでに時間がかかります。 特に気温が低いときは手のひらで容器を温めると出やすくなります。シダーウッドバージニア・サンダルウッド・ベチバー・ミルラ・ローズアブソリュート・ジャスミンなど
最後まで使い切りたい時
キャップを閉めた状態で、ビンを下に向けて2~3回振ります。ビンを下に向けたまま、静かにキャップを開けて精油を滴下します。(遠心力で精油をドロッパーに集めることで残った精油が滴下しやすくなります。)
いかがでしたか?
正しい知識をみにつけ、アロマテラピーを楽しみましょう!