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エッセンシャルオイルを安全にお使いいただくためのポイント

エッセンシャルオイルを安全にお使いいただくためのポイント アロマの基礎知識

アロマを安全に、快適に心地よく楽しむためには、誤った使いかたをしないことが大切です。
精油の滴下の仕方から、知っておくべき注意点について今回はご紹介します。

正しい知識を身につけ、ルールを守りながらアロマテラピーを楽しんでいきましょう。

 

1. 精油を安全にお使い頂くためのポイント

1-1. 原液を直接肌につけない

エッセンシャルオイル(精油)は、植物の香り成分が高濃度に凝縮されています。原液のままでは刺激が強いため、肌に使う場合は、キャリアオイルなどで希釈(薄める)して使用してください。

■精油を希釈する場合

以下を参考に、作りたい量(mL)に合わせた滴数を滴下してください。
ボティーは1%、フェイシャル(お顔)は0.5%を目安にお試しください。
(当社の精油は、1滴=約0.05mLです。)

  5mL 10mL 30mL 50mL 100mL
0.5% 1滴 3滴 5滴 10滴
1% 1滴 2滴 6滴 10滴 20滴
※上記パーセンテージは、当社が法人会員となっている(公社)日本アロマ環境協会の推奨ガイドラインです。
精油の原液が皮膚についたり、使用中に異常(肌にかゆみ、赤み、はれ、刺激など)が現れた場合は、速やかに大量の水で洗い流してください。

1-2.精油を飲んだりしない

食品に添加したり、うがいに使用したりせず、誤って飲み込んでしまった場合には大量の水ですすぎ無理に吐かせずに、医師の診察を受けていただくよう、お願いいたします。

 

1-3.光毒性について

光毒性は、お肌に使用した後に日光などの強い紫外線を浴びると、 皮膚にシミや炎症を起こす毒性のことです。
柑橘類の果皮を圧搾して採取した精油には光毒性が心配されるものがあります。
当社では以下の3つの精油の使用にご注意いただくよう、ご案内しております。
レモン・グレープフルーツ・ベルガモット  ベルガモット精油には光毒性の成分(フロクマリン)を取り除いた「ベルガモットFCF」のご用意があります。
また柑橘の果皮から採れた精油でも水蒸気蒸留法で採取した精油は光毒性の心配はないとされています。

 

1-4.乳幼児、妊産婦、また既往症のある方は注意が必要

■ちいさな子ども

3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外は行わないことをおすすめしています。
また、3歳以上であっても精油を使用する場合には、成人の使用量の10分の1程度から、多くても2分の1程度とし、使用にあたっては保護責任者が充分に注意、ご理解のうえご使用ください。
なお上記記載の使用量のご案内は、当社が法人会員として登録している(公社)日本アロマ環境協会(AEAJ)の推奨する使用量に基き、ご案内しております。

 

■妊産婦

芳香浴(香りを室内に広げて楽しむ)以外の方法を楽しまれる際には、充分注意してください。
アロマテラピートリートメント(アロママッサージ)を受ける場合は、医師や経験を積んだ専門家に相談してください。

 

■高齢者、既往歴のある方

使用を控えた方がよい精油があります。使用前に医師や経験を積んだ専門家に相談してください。

 

1-5. 精油の保管方法・期間

精油は光や熱などの影響を受けやすく、成分が変化しやすいため 精油の品質を保つためにも保管方法には注意が必要です。

■保管方法

・遮光性のあるビン保管する
・直射日光、高温多湿な場所は避け、冷暗所などに保管する
・使った後は、キャップをしっかり閉める
・引火性があるため、火気の近くは避けて使用・保管する
・子どもやペットの届かない場所に保管する

■使用期限(目安)

開封後は、柑橘系精油:約半年、柑橘系以外精油:約1年を目安にご使用ください。

 

2.エッセンシャルオイルの滴下の仕方

エッセンシャルオイルを滴下しようとしても、なかなか落ちてこないこともありますよね。スムーズに滴下させるにはいくつかのポイントがあります。

 

【滴下の仕方】
キャップを開け、空気穴を上にして、ビンを斜め下に傾けます。ドロッパーの真ん中の筒の部分から精油が1滴ずつ、滴下できます。1滴は約0.05mLで、10mLは約200滴分です。
 

精油が出にくい時
キャップをとり、手のひらや、平らな場所にタオルなどを敷いて、容器の底をまっすぐトントンと軽く打ち付けます。
(ドロッパーの先に精油がつまって出にくくなっていることがあるので、容器をトントンとすることで、つまりが取れて精油が出やすくなります。)
 
粘性の高い精油について
粘性が高い精油は、ドロッパーに届くまでに時間がかかります。 特に気温が低いときは手のひらで容器を温めると出やすくなります。
シダーウッドバージニア・サンダルウッド・ベチバー・ミルラ・ローズアブソリュート・ジャスミンなど
 
 
最後まで使い切りたい時
キャップを閉めた状態で、ビンを下に向けて2~3回振ります。ビンを下に向けたまま、静かにキャップを開けて精油を滴下します。
(遠心力で精油をドロッパーに集めることで残った精油が滴下しやすくなります。)
 
 

 


 

いかがでしたか?
正しい知識をみにつけ、アロマテラピーを楽しみましょう!

 

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