アロマオイル(精油)の香りを嗅いで「ほっとした」経験はありますか? 天然植物100%の香りのエッセンス(アロマオイル・精油)には、心をリラックスさせたり、リフレッシュさせる働きがあります。 このページでは精油の正しい選び方をご紹介します。
どこで購入するのがよい?
一口に「アロマオイル」と言っても、色々なものがあります。
専門メーカーや専門店では、精油に溶剤を入れて薄めているものや、天然植物由来ではない、合成されたものと区別する意味で、アロマオイルではなく、精油、またはエッセンシャルオイル※という言葉が使われています。
※精油を英語で表現すると、「エッセンシャルオイル(Essential Oil)」になります。
安全に心地よくアロマテラピーを楽しむ為に、「精油」または「エッセンシャルオイル」を選んで使いましょう。
そのために必要なチェックポイントを以下にまとめました。
精油を正しく選ぶ5つのポイント
- 100%ピュア&ナチュラル(100%天然)である
- 精油またはエッセンシャルオイルという記載がある
- 植物の学名※が記されている
- 抽出部位・抽出方法などが記載されている
- 遮光ビンに入っている
※植物の名前の事。ラテン語で表記されており、以下のような表記で記される
Lavandula angustifolia (属名+種小名)
100%植物から抽出された精油であれば、この5つが当てはまります。
お買い求めの際は、上記を確認の上、お買い求めください。
アロマテラピーの専門メーカー・専門店であれば、上記の5つをクリアしたものが販売されています。
専門メーカー・専門店で購入するのが最も安全です。
香りの選び方
エッセンシャルオイル(精油)はたくさん種類があるため、何から試そうか悩んでしまうもの。
今回は、3つの選び方をご紹介します。精油の選び方には大きく分けて2つあります。
好きな香りから選ぶ
アロマテラピーでとても大切なのは、自分にとって心地よい香りを選ぶこと。
苦手な香りを無理して使っても、心地よさがないだけでなく、かえって逆効果になることも。
自分が「好き!心地いい!」いう香りを探してみるところから始めてみましょう!
とはいえ、すべての香りを嗅ぐのは大変。まずは、香りの系統から選ぶのがおすすめです。
抽出部位等の違いから大きく7つの系統に分けられます。イメージする香りに近い系統から選んでみると好きな香りが見つかりやすいかもしれません!
~香りの試し方~
鼻から少し離して精油瓶(またはキャップ)を持ち、軽く左右に振って空気中に広がった香りを嗅ぎます。
鼻に近づけすぎると、むせてしまったり、香りが濃く感じられる場合がありますので十分にご注意くださいね。
また、ムエット(香りを試すための専用紙)に精油を1滴程度垂らして香ると、より自然な香りを試せますので使ってみてください。
気分から選ぶ
精油を「気分」から選ぶのもひとつの方法。
なりたい気分から選びたい場合は、以下の表を参考にしてみてください。
気分 | おすすめの エッセンシャルオイル(精油)) |
おすすめの使い方 |
リラックス | カモマイル・ローマン ラベンダー・フランス マンダリン |
ディフューザーで香りを広げる |
リフレッシュ | スイートオレンジ ペパーミント ひのき |
エッグストーンやコットンに精油を落とす |
集中したい | レモン グレープフルーツ ローズマリー |
アロマシールに滴下して胸元に |
気分を明るくしたい | スイートオレンジ ベルガモット ジャスミン・アブソリュート |
トリートメントオイルを手首の内側に塗布 |
緊張・不安に | カモマイル・ローマン ラベンダー・ハイアルト フランキンセンス(乳香) |
手作りアロマスプレーで深呼吸 |
イライラ気分に | ペパーミント サイプレス ジュニパーべリー |
ディフューザーで香りを広げる |
一覧はこちら
精油を気分から探す
シーンから選ぶ
1日の中の様々な場面で香りを使い分けると、違った印象を与え、気分も変わります。
エッセンシャルオイルは、それぞれの香りに特徴があるため、シーンに合わせて選ぶのもアロマの楽しみの一つです。
香り選びに迷ったときには、参考にしてください。
シーン | おすすめの エッセンシャルオイル(精油) |
おすすめの使い方 |
おやすみタイムに | ラベンダー・フランス マンダリン |
ディフューザーで芳香浴 |
仕事・勉強に | レモン ローズマリー |
アロマスプレー+深呼吸 |
疲れを癒したい時に | カモマイル・ローマン ベルガモット |
ディフューザ―で芳香浴 |
女性のお悩みに | ゼラニウム クラリセージ |
トリートメントオイルでマッサージ |
空気清浄に | ユーカリ・グロブルス ひのき |
ディフューザ―・アロマスプレーで香りを拡散 |
消臭に | ティートリー ライム |
アロマスプレー・アロマストーン |
そのほかのシーンも下記でご紹介しています。
精油を気分から探す
いかがでしたか?
目的や気分に合わせて精油を選んだら、自身のライフスタイルに合わせていろいろに活用していくことができます。
ぜひあなたのお気に入りの香りを見つけて、アロマテラピーを楽しんでみてください!