エッセンシャルオイルをブレンド(調合)するコツ

エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)の香りを楽しんでいると、自分だけのオリジナルの香りを作ってみたい！と思ったことはありませんか？

精油は種類が多いし、精油のブレンドって難しそう・・・、と感じられる方も多いのでは？
そこで、はじめての方でも香りのイメージや目的に合った「お気に入り」の香りが作れる、ブレンドのコツをご紹介します。

1. 精油をブレンド(調合)する
2. おすすめのブレンドレシピ

1. 精油をブレンド(調合)する

1-1. 香りのブレンドとは?

複数の精油を混ぜ合わせてつくるオイルのことを「ブレンドオイル」と言います。
1種類の精油でも十分香りを楽しめますが、ブレンドすることで香りに「奥深さ」や「まろやかさ」などがでてきます。
単体だと揮発しやすい香りも、ブレンドすることで持続性がよくなったりもしますよ。

ブレンドの最大の魅力は、自分の好きな香りをつくれること。精油が複数本お手元にある場合は、ぜひブレンドを楽しんでみてください。
ブレンドしたお気に入り精油をお部屋に香らせると、いつもと違う複雑で豊かな香りが広がりますよ！

1-2.香りの系統について

ブレンドするとき、参考になるのが、香りの系統です。
精油は、香りの系統によって以下の7つに分類されます。
精油をブレンド(調合)する場合、同じ系統の精油同志か、下の図で隣同士の系統をブレンドすれば、バランスがとれたブレンドを楽しめます。

香りの系統	代表的な精油（エッセンシャルオイル）
フローラル系	カモミール・ローマン、ラベンダー、ゼラニウム、ネロリ、ローズ・アブソリュート、ローズ・オットー、ジャスミンabsなど
カンキツ系	オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、ライム、レモン、ゆずなど
ハーブ系	クラリセージ、スペアミント、ペパーミント、マージョラムスイート、ローズマリー、メリッサなど
樹木系	サイプレス、シダーウッドバージニア、シダーウッドアトラス、ジュニパーベリー、パイン、ひのき、すぎなど
スパイス系	ジンジャー、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、シナモンリーフなど
樹脂系	フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラなど
エキゾチック系	イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ベチバーなど;

精油を香りから探す

1-3. 香りに相性はあるの?

精油をブレンドするときに気になるのが「香りの相性」です。
相性がいいものは、上記の香りの系統で見ていくことができますが、「相性のよくない組み合わせ」があるのかどうかも気になりますね。

香りの感じ方は個人の好みによるところが大きく、合わせていけない組み合わせは特にありません。
ブレンドしたい精油を合わせて「合うかどうか」を確かめたいときは以下の方法で、確かめてみてください。

①ブレンドしたい精油のビンを開けて両手で持つ
②鼻の近くに持っていきブレンドしたときにイメージ通りの香りかどうか確かめる

何本かお手元に精油がある方は、ぜひこの方法で香りの「相性」を確かめてみてください。

1-4. 香りの揮発性

精油は、ノートによって分けることができます。ノートとは、揮発速度のこと。
揮発速度が早いものから、トップノート、ミドルノート、ベースノートの3種類に分けられます。
トップノートは比較的香りが飛びやすく、ベースノートは香りが飛びにくい(香りが残る)ので
トップノートの精油を多め、ベースノートは少なめにブレンドすると香りの変化を長く楽しむことができますよ。