「日本の香り」と聞くとどんな香りを想像しますか?
日本に住んでいると、神社やお寺で感じるような線香の香りや、四季折々の梅や桜、ゆず、ひのきなどの香りを自然に感じることができます。
フレーバーライフの人気ブランド hana to mi(ハナトミ)は、そんな日本の自然の香り「和精油」が主役。
その開発ストーリーをご紹介していきます。
和精油って?どうやってできているの?
皆さんは、「和精油」を使ったことはありますか?
和精油は、日本の森や里山で育った植物から香りの成分を抽出して作られます。
和精油と聞くと、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、私たちが子供の頃から慣れ親しんできた香りばかりです。
例えば、ゆずは「ゆず湯」として民間療法に使われ、ひのきは歴史的な建造物に使用され、日本の生活に根付いています。
和精油には、生産過程においても特徴があります。
ゆず精油はポン酢工場で使用後のゆずの皮から抽出され、ひのき精油は、火力発電所で燃料利用される前に木材端材から抽出され作られているんです。
このように、和精油は「もったいない」精神から生まれた素材であることが多いです!
hana to mi 開発のきっかけ
魅力がいっぱいつまった和精油ですが、「興味はあるけど使い方が分からない」「値段が高い」といった理由で、敬遠されることもあります。
そこで私たちは、どうにか和精油をみなさまにお届けできないか…
和精油の素晴らしさを身近に感じてもらえないか…と考え、
和精油を使ったライフスタイルブランド「hana to mi」を立ち上げることにしました。
たくさんの方に愛されるブランドになってほしい想いで、3つのポイントにこだわりました。
POINT1:親しみやすい香り
POINT2:使い方や効能がわかりやすいこと
POINT3:手ごろに使えるアイテムと価格帯
POINT1 暮らし寄り添う6つのテーマとこだわりの香り
和精油をもっと身近に感じていただけるように、香りはこだわりました。ヒントとなったのは、日本の香りの歴史。
日本の香りの歴史の一番初めは「お香」だそうです。そのお香も、日本独自の文化と思われがちですが、海外から仏教伝来とともに「神仏に捧げる祈りの香り」と伝えられていたことがわかりました。
さらに平安時代には、貴族たちの間で複数の香りを組み合わせて評価し合う「薫物合わせ(たきものあわせ)」という遊びが流行していたそう。
貴族たちにとって、香りは美しさや身分から人格や教養までを表現する重要な要素でした。
その後、庶民にも広がり、暮らしに取り入れられるように。香りって、本当に奥が深いですね!
この香りの歴史から、日本人は、海外のものをうまく取り入れつつ、日本の文化や嗜好に合わせて独自の発展を遂げる「ハイブリッド(和洋折衷)」を得意とし、好んでいることがわかりました。
その背景から、和精油も素材単体で使うより、海外のアロマテラピーという別の要素と融合させることで深みや付加価値が増し、現代の日本人にとって親しまれる香りを創造できるのではないかと。
これこそが、「和洋折衷の香り」hana to miの独自の世界観に繋がるのです。
身近に感じてもらうために。暮らしに寄り添う6つのテーマ。
日本の香りは、現代では日常生活において様々な目的で利用されています。
特に、最近は社会が急速に変化しており、さまざまな影響でストレスを感じやすい状況が続いています。
このような中、私たちは常に変化し、気分や体調も日々変わっていることを感じています。例えば、気分転換が必要な時やリラックスしたい時、しっかり休息が必要な時、女性バランスが乱れた時など、日々の生活には様々な変化があります。
そのような様々な状況に合わせて、香りには6つのテーマを設けました。
POINT2 使い方や効能がわかりやすいこと
ブランドコンセプト「調える香り」。
生活の変化を感じやすい現代の私たちには、心と体のバランスを調える必要があります。
心が疲れると体も調子が悪くなり、逆に体が元気になると心も元気になることがありますよね。
このような考え方に基づき、心と体が調和のとれた状態に保たれることが、健やかさを保つための重要な要素であると考えています。
そこで、ブランドのコンセプトを「調える香り」とし、6種類のテーマにあった香りを開発しました。
これらの香りには、日本人に親しみを感じるとともに、現代の私たちに寄り添う香りとして、心と体のバランスを調えるアロマテラピーの要素を取り入れました。
フランス植物療法士「梅屋香織さん」による香りの監修
「調える香り」のコンセプトは、植物療法の考え方に近いため、フランス植物療法士の梅屋香織さんの協力を得て開発しました。植物療法は、内面の状態をみて、植物の力を用いて健やかな状態を保つことを目的としています。
西洋医学が不調を治すことを目的にするのに対して、植物療法は体のバランスを整えることで健やかさを保つことに重点を置いており、日々の体調管理に役立ちます。
このような考え方から、現代の私たちのためにできることとして、「調える香り」を開発しました。
ブランドネーム「hana to mi」に込めた想い
「hana to mi」というブランドネームには、「鼻から身体(身)へ」という意味と、植物から連想する「花、実」の両方の意味が込められています。
アロマテラピーの、香りの成分が鼻から取り込まれ、全身にかけ巡るイメージをブランドネームに表現しました。大事なことは鼻呼吸を意識することから始まります。
使いやすさはパッケージにも
機能性を持たせた香りだけでなく、使いやすさはパッケージの細部にまでわたります。
例えば、アロマティックオイルのパッケージの裏面には、どこに塗っていただくのがおすすめかをわかりやすく図で表示しています。
POINT3: 手軽に使えるアイテムと価格帯
これまでのフレーバーライフ社の製品は、主に精油やキャリアオイルが主力でした。
アロマの知識がある人には、精油を組み合わせて自分だけの香りを作ることができ、その楽しみがあります。
しかし、アロマの知識がない人にとっては、それは難しいものです。
hana to miでは、もっと手軽で簡単にアロマテラピーを楽しんでいただけるよう、すぐに簡単に使えるアロマプロダクトを目指しました。
自分で精油を希釈しなくてもボディオイルとして使えるアロマティックオイルや、どこでも持ち運んで使えるロールオンアロマなど、手軽に簡単に使えます。まだ使ったことのない方は、ぜひ試していただきたいです。
開発者からのメッセージ
hana to miは日本の自然の香り「和精油」が主役で、どことなく懐かしさ漂う落ち着く香りのプロダクトです。
香りだけを楽しむのではなく、日々の暮らしに役立つアロマテラピー要素も含んでいます。
今、アロマを使ってみたいけど、難しいと感じている方がいるのなら、hana to miから始めていただけたらと思います。
アロマテラピーを簡単に、手頃な価格で楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください!
様々な変化の激しい日々の中で、hana to miが、皆さんの心身の健やかさと、心豊かな生活のために助けになる身近なアイテムになることを願っています。
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