皆さまがエッセンシャルオイルを使うときは、リラックスやリフレッシュなど、何かしらの機能を求めていらっしゃる方も多いかと思います。
私は、香りのテーマや求める機能に必要な成分が入っているというのと同時に、その中でも誰もが気に入ってくれるという両面をかなえる香りをつくる、という所にこだわっています。
スクールのブレンドデザイナー講座でもやりますが、精油ひとつひとつのキャラクターをしっかり理解してイメージでまとめるのも重要かと思います。成分だけでなく、原産や植物の由来なども調べていきます。
色や音で表現する方もいます。ブレンドはアートな面もありますね。
あとは使用シーンによりますが、トップ・ミドル・ベースのバランスを考えて作ること。
ノートをバランスよく整えると、一つ一つの精油が飛び出ることなくまとまり、ブレンドの香りがより深くなります。長い時間香りを楽しむことも可能です。
さっぱりしたい時はあえてトップのみの構成にすることもあります。
以前教わった先生から、ブレンドする際は
「大きな木を作ることをイメージして」 と聞きました。
根、幹、葉、花、実・・・・のすべてが入るように精油を選んでいくということです。
結局のところ「ノートをバランスよく」ということなのですけど、私はこの考え方が好きです。
ホリスティックな観点から考えるという、アロマテラピーの根幹とも、とても深くつながっている考えだなと思います。
箇条書きにすると
・求める機能と香りの良さを両方かなえる香りにする。
・ノートをバランスよく入れる
・全体が整うように色々な抽出部位からの精油を入れる
●私の一押しブレンドするときのおすすめ精油
シトロネラ:柑橘の香りはどれも他の精油に比べて香りが弱く感じてしまうことがあります。
そんな時、シトロネラをほんの少し足すと、柑橘感が出てよりフレッシュに感じられます。
ほんの少し、という所がポイントです。
パチュリ:
昨年あたりからフレグランス業界ではスモーキウッディ系がトレンドだなと思っています。
パチュリはベースノートで土のようなスモーキーな香りを出してくれるのでよく使います。
パルマローザ:
名前の通り、ローズに似た成分を持つハーブの香りです。
少し酸味がありますが、華やかなフローラル調の香りにしたいときにはよく使います。
マジョラム:
ハーバル系の香りにしたいときには必ずと言っていいほど入れます。
爽やかで風を感じる香りになります。
●FLで担当したブレンドオイル
SLEEP STEPシリーズ
alaLehuaシリーズ
CALSシリーズ
Kippisシリーズ
そのほかOEM商品
●ブレンドするときのこだわり
1.香りのイメージを最初に考える。
2.調香はできるだけ午前中に行う。
2.精油単体の香りが飛び出さないようにアコードをとる。
3.仕上がった香りを1日置いて、香りチェックする。何度も確認する。
●私の一押しブレンドするときのおすすめ精油
1.ネロリ
2.ベルガモット
3.パチュリ
4.ホーウッド
ブレンドする中で、リナロールを含んだ精油は必須になります。
●FLで担当したブレンドオイル
・機能性ブレンド
・プレミアムブレンド
・hana to mi
・harome
・BREATHE
・アロマスティックディフューザー
●ブレンドするときのこだわり
・良い香りにする事が大前提も”遊び”を忘れずに楽しむ
・過去にブレンドした時の成功例や失敗例を覚えておく。
・精油単体が目立たないように注意する
→ブレンドした時の精油単体の香り方を覚える
→特に重い香りやクセが強い香りの配合率に気をつける
最初はアロマの本やサイトのおすすめレシピだったり、好きなブレンドオイルの配合内容を見てブレンドすると良いと思います。
そこに自分が好きな香りを足したり、クセのある香りを足したりして、アレンジして楽しんでいけばいいのかなーと思います。
ブレンドはある意味、おかんや嫁が作る料理に似ていると思います。
最初はレシピ通り作る→結局、自分なりのアレンジで適当に作る(笑)
なので慣れる事が1番大事なのかなーと。
●私の一押しブレンドするときのおすすめ精油
・柑橘系全般→色んな意味でよく使う
・ホーウッド→色んな意味で整う
・ラベンダーorラバンディン→何だかんだでよく使う
・ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー→スッキリ系のハーバルでよく使う
・ゼラニウム、イランイラン→フローラル系でよく使う
・シダーウッド、ヒバ→ウッディ系でよく使う
いかがでしたか?
自分好みにブレンドするのは難しいかもしれませんが、何度も試してご自身のオリジナルブレンドをお楽しみください。
【予告】
オリジナルレシピを応募してみませんか?皆さんが決めたテーマに沿ったオリジナルレシピを募集します。詳細は後日発表いたします。ぜひいろいろな精油を試していただき、ぜひご参加ください。