季節が秋に向かうこの時期。夏の間に浴びた紫外線、エアコンによる乾燥に耐えてきた心と体にもそろそろ疲れが見え始める時期です。秋に向けて夏のダメージをケアし、心地よい秋を迎えませんか?
フレーバーライフアロマテラピースクール講師・アロマセラピストである尾崎良有心が、植物の力を借りて 心と体をリセットする方法やおすすめの使い方(アイデア)をご紹介します。
夏の日差しで受けたお肌のダメージを回復!
お肌の美しさに欠かせないのがズバリ「うるおい」。湿度が高く蒸し蒸しとした夏でも、紫外線とエアコンで肌はダメージを受けています。紫外線をたっぷり浴びた肌は乾燥しやすい状態。お風呂上りにせっかく化粧水で水分を補給しても、エアコンのきいた室内では、どんどんお肌から水分が逃げていってしまいます。
日中、不足するうるおいを事前に補い、ダメージを持ち越さないのがこの時期のテーマです。そんな時、私が試している方法が次にご紹介するオイル美容です。ぜひお試しください。
アロマセラピストがおすすめする
《オイルの使い方》
1. 夜化粧水をつけた後、
カレンデュラオイル(浸出油) を2プッシュ程度手のひらにとり、両手の手のひら全体になじませます。
2. 手のひら全体を使って顔を包み込むように、ハンドプッシュしてオイルをなじませます。
3. 目の下や口元など乾燥しやすいところは指の腹を使ってトントンとたたくようにしてさらになじませます。
これでお手入れは完了! 翌朝のお肌はしっとりです。
私はこれで十分ですが、「乾燥がひどくて…」という方はこの上からクリームなどを重ねてもよいかと思います。フレーバーライフ社のスペシャルケアオイルはすべて20mLと少量サイズ。夜の使用で1日2プッシュ(1プッシュ約0.14mL)使用した場合、約70日分たっぷり使えます。
カレンデュラはヨーロッパでは昔から傷の手当など「お肌の修復・リペア」に使われてきたハーブです。希少価値が高いことでも知られています。フレーバーライフ社のカレンデュラオイルはサンフラワーオイルにカレンデュラのエキスをたっぷり浸出させた、まさに「スペシャルケア」のためのオイル。お肌を夏のダメージから救う、レスキューアイテムです。
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リラックスして疲れをいやしてくれる精油5選
寝苦しい夜、お気に入りのアロマでお休み前の時間を「癒しの時間」にしませんか? まだまだ残暑が厳しく温度も湿度も高いこんな時期は、透明感のあるほんのり甘い香りが味方になってくれます。
この時期のお休み前に芳香浴を楽しむのにおすすめの精油を5つご紹介します。自然の心癒す香りに浸り、ゆったり過ごしてみてください。
ラベンダー
リラックスの代名詞ともいえるラベンダー。なじみのある方も多いのではないでしょうか。「いつもの香り」もお休み前の安心・リラックス要素になります。多可産ラバンディンと同様に香りは比較的強めなので、少量の使用がおすすめです。コットンやティッシュに1〜2滴落としてもいいですね。
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多可産ラバンディン
ハーバル調の香りが爽やかな時間を運んできてくれます。ラベンダーに似た香りの中に少しスーッとした香りが感じられるのが特徴です。湿度の高いこの時期のお休み前の使用におすすめの香りです。スーッとした香りが気持ちをすっきりとさせてくれます。香りは比較的強めなので、
アロマストーンに精油を落として枕元で使用するなど、比較的少量の使用がおすすめです。コットンやティッシュに1〜2滴落としてもいいですね。
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ゼラニウム
甘みの中に爽やかさも感じられる香りです。心がざわざわ落ち着かないとき、今日は一日緊張が続いたな、という日の夜にはゼラニウムの甘い香りが味方になってくれます。アロマランプディフューザーなどでお部屋に香りを広げていただくと、やさしく穏やかな気持ちにさせてくれます。
寝る前の10分、照明を控えめにしてベッドに横になり、深呼吸とともに香りを楽しみましょう。そのあとは自然な呼吸でリラックス。アロマディフューザー以外なら
アロマストーンに精油を落として使用するのもおすすめです。ほのかな香りが枕元に漂います。
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ひのき
すっきりとした木の香りですが、シャープすぎず柔らかく香ります。「強い香りが苦手」という方におすすめしたい香りです。また、合わせる香りを選ばないので、ひのきを多めにしてラベンダーやパインニードル、ゼラニウムなどをほんの少量加えると、奥行きのある素敵な香りのブレンドができ上がります。
香りが穏やかなので、アロマストーンのような置き型のものよりも、ルームスプレーやアロマランプディフューザーのような香りがしっかり広がる方法での使用がおすすめです。
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パインニードル
針葉樹の香りが「まるで避暑地?!」にいるかのような「澄んだ空気」を感じさせてくれます。ルームスプレーにすると、寝室だけでなくお休み前のリラックスタイムを過ごすリビングも涼しげな空間に。目を閉じてゆったりと深呼吸したくなる、そんな香りです。
単体の使用もよいですが、前述のラベンダーやひのきに少量加えていただくと、より透明感のある爽やかなブレンドになります。
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目指せインナービューティー〜内側から疲れをいやして元気に!
「何となく、疲れがとれない…」「最近仕事が忙しくて、体がだるい…」そんな時に私がいつも飲むのがブレンドハーブティーのビューティーです。朝出社して、マグカップにティーバックを放り込み、お湯を注ぐだけ。3分程度できれいな色が出たら飲み頃です!酸味のある赤いハーブティーができ上がります。(長い時間足しておくと渋みが出てきますのでティーバッグは取り除いてください)ゆっくり飲みながらPC作業を始めると、「あれ、なんか体が少しすっきりしたかも…」と感じることが多いです。(※感じ方には個人差があります。予めご了承ください)。
ブレンドハーブティーのビューティーには、ハイビスカス・ローズヒップが含まれていて、この2つはハーブの世界では定番・ゴールデンコンビです。ハイビスカスにはクエン酸が、ローズヒップにはビタミンCがそれぞれ豊富に含まれており、この2つは体内でエネルギーを生成するのに欠かせない要素です。はちみつで甘みをつけて召し上がっていただくのもおすすめ。
朝、少し甘みがあるものをいただくとほっとして、そのあと「さあがんばるぞ!」という気持ちになれます。(※スタッフの個人的感想です…。) 一日を元気にスタートしたい方におすすめです。毎朝の習慣にしてみませんか?
穏やかな酸味がお好みの方は
ガーデンオブアンデスのローズヒップを試してみてください。こちらもローズヒップとハイビスカスがブレンドされたハーブティーです。
酸っぱい味が苦手な方には
ルイボスティーのシングルハーブ(ティーバッグ)もおすすめです。こちらは、お味にくせがないので、お食事にも合わせやすく、食事中にもおすすめしたいお茶です。ルイボスには、活性酸素を抑える酵素が含まれており、夏の疲れや紫外線を浴びた体のケアにも役立ってくれます。スクールでは、「いままで麦茶でしたけど、夏の水分補給のお茶をルイボスに変えました!」なんて声もちらほら聞こえてきます。ノンカフェインですので、授乳中のママにも安心して召し上がっていただけます。お食事のあとの1杯を習慣にしてみませんか?
お味のお好みで、ぜひ試してみてくださいね。
紫外線と乾燥でパサついた髪をしっとりつやつやに!
日本では古くから「髪には椿油」と言われてきました。パサつく髪をつやつや、しっとりさせる昔ながらの日本の知恵です。私はアロマセラピストとして「オイルはオイル。別に椿油でなくてもいいよね。」と思い、今まではヘアケアには別の植物オイルを使っていました。が、先日つげのブラシを買ったのをきっかけに「伊豆つばき油」をヘアケアに使ってみることにしました。この夏の紫外線ダメージで、キューティクルが開いた状態になっているのか、髪がまとまらず膨張した髪はパサついていて、触ると「キシキシ」として指通りも悪く、ブラッシングすると細い髪が絡まって毎回イライラ。
そんな時期に椿油のことを思い出し、お風呂上りのヘアケアに「伊豆つばき油」を投入してみることにしました。
お風呂上りのヘアケアに
《伊豆つばき油の使い方》
1. タオルドライしたあとドライヤーを軽くかけます。
2. 生乾きの髪に椿油を3滴程度(セミロングの場合)、手のひらに全体になじませた後、毛先を中心にやさしくもみ込みます。
3. 弱風(温風)のドライヤーの後、最後は冷風で乾かして終了。
ショートの方は1滴、ロングの方は4〜5滴程度と量は調整してください。
乾かした直後は特に変わらないかな…と思っていたのですが、寝る前に髪に触れるとしっとりまとまっているのが感じられました!
朝起きて、またパサつくようでしたら、朝のスタイリングの際、1〜2滴を毛先を中心になじませてください。
髪につやがあって、スタイリングが上手くいくと、とても気持ちよく1日を過ごせます。
ちなみに私は、つげのブラシの他に竹ピンブラシも愛用していて、オイルをつけた後ブラッシングしています。木の感触が頭皮に心地よく、血行促進にも役立っています。髪の健康には地肌ケアも大切です。
椿油は髪だけでなく、お顔や手の乾燥対策など幅広くお使いいただけます。1本持っていると心強いですよ。
当社の椿油は「自然に落下した種」を地元のたちが丁寧に拾い集め、品質を損なわないよう、低温で圧搾したこだわりのオイルです。つやのある滑らかな指通りの髪のために、「伊豆つばき油」のヘアケアを始めてみませんか?
特集ページ レシピ・文章担当
尾崎良有心
(フレーバーライフアロマテラピースクール講師・マネージャー)